第3回 SC PACKS東京
Information
教育講演:「吸着義歯&インプラントオーバーデンチャー」
講師:亀田行雄先生(埼玉県川口市開業)
<抄録>
無歯顎患者の補綴治療において、固定性インプラント補綴は確実な咬合支持を得ることができ、機能回復の面で優れています。しかし高齢者では全身疾患の状況、患者の要望、要介護になった際のケアーなどの問題を考慮すると、その選択を躊躇することが多くあります。特に日本では高齢化が世界トップレベルで進んでいます。高齢な無歯顎患者では、外科的侵襲の少ない方法での対応を希望することが多々あります。そのような患者さんに対しインプラントを使用しなくても、適切な顎間関係と吸着する辺縁封鎖が得られれば、総義歯でも対応が可能な症例も多くあります。本講演では、新卒の勤務医であっても吸着する総義歯製作法を、動画を交えて解説します。また吸着しにくい症例では、条件が許せばIODが有力な治療オプションとなります。顎堤の条件が悪く総義歯での対応が困難な症例では、下顎に2本のインプラントを埋入した2 -Implant overdenture(以下2−IOD)は、信頼性も高く、患者満足を得やすい治療法です。
また高齢者でも残存歯のある患者が増えており、部分欠損に少ない本数のインプラントを埋入し、可撤式で対応するIARPDという手法は、これから有力な治療オプションとなります。今回は高齢者の多数歯欠損に対し、可撤式の義歯で対応する治療法について症例を供覧していただきたいと思います。
<亀田先生プロフィール>
略歴:
1988年 | 東北大学歯学部卒業 |
1991-2002年 | 東京医科歯科大学歯学部 高齢者歯科学講座在籍 |
1994年- | 川口市にて、かめだ歯科医院開設 |
2014年- | 医療法人D&H かめだ歯科医院&樹モール歯科開設 |
現在に至る |
所属と役職:
・有床義歯学会(JPDA)会長
・日本顎咬合学会評議員,咬み合わせ指導医
・日本臨床歯周療法集談会(JCPG)副会長
・リヒテンシュタインにてBPS Dentistの認証を取得
・てんとう虫スタディーグループ会長
主な著書:
・「これからの義歯治療とインプラントオーバーデンチャー」2012年 デンタルダイヤモンド社
・「義歯をみる 口をみる 人をみる 義歯装着患者のメインテナンス」2012年 医歯薬出版社
・「インプラントパーシャルデンチャー IARPDの臨床」2015年 デンタルダイヤモンド社
■プログラム
18:00 | イントロダクション |
18:10 | 教育講演 野村智義 |
18:40 | 症例発表1 小柳達郎先生 |
19:00 | 症例発表2 大久保将哉先生 |
19:20 | 休憩 |
19:30 | 亀田先生 講演 |
20:45 | 質疑応答 |
20:55 | 退出 |
多数のご参加をお待ちしております。
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