Information

講演：「ナビゲーションシステム（Navident）による安全なインプラント手術」
講師：尾関雅彦（SC東京SUNディレクター/昭和大学インプラントセンター長）
本年の4月より昭和大学インプラントセンターではインプラント埋入手術にナビデント（Navident・ハーマンズ社）という最新のナビゲーションシステムを導入しました。実際の手術では、患者さんの顎骨の位置情報を知らせる専用センサーを取り付けたステントを残存歯列に装着して、切削ドリルで顎骨に埋入窩を形成すると、パソコン画面上に再現された顎骨にドリルの位置がリアルタイムに映し出されます。使用しているドリルの位置、方向および深さだけでなく、埋入中のインプラント体が術前に設計したインプラントの理想的な埋入位置と一致しているかをリアルタイムに視覚的に判断できます。ちょうどGPSを応用したカーナビゲーション（カーナビ）を利用することで、見知らぬ目的地であっても自動車を安全で確実に運転していくことができるように、インプラント手術でもナビゲーションシステムを用いることにより、さらに安全性と確実性を高めることができるようになりました。今回の講演では、ナビデントの紹介とともに、これまでに経験したナビゲーション手術6症例から得られた幾つかの知見についてお話します。

多数のご参加をお待ちしております。