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講演：「Keys to Success in Implant Therapy～インプラント治療における成功の秘訣」
講師：栗林伸之先生（ITI フェロー/SC神奈川4ディレクター/栗林歯科院長）

＜抄録＞
インプラント治療は、歯を失った際に質の高い口腔機能を回復するための有力な手段であると認知されている。罹患した口腔を審美的にも機能的にも回復し、口腔状態を長期に渡り維持するには的確な診断とそれに基づいた治療を選択する事は必要かつ不可欠である。インプラント治療は外科処置と補綴処置において硬・軟組織の三次元的なマネージメントが必須であり、さらにインプラントを維持するためのメインテナンスに至る包括的治療技術が求められる。また、近年は治療期間の短縮・成功率の向上・より低侵襲の治療・より簡便な治療を目標に各分野での研究が盛んに行われている。

しかしながらその目標に対し、治療における外科と補綴の考察が必ずしも臨床に反映されているわけではない。したがって、高い予知性を獲得する包括的な治療を臨床にフィードバックするために、インプラント治療における生体力学的条件を満たす治療の知識と技術、また処置を行う上で必要な患者固有のリスク評価・分析・適応などの理論と実践を融合させる必要がある。

本講演では、治療計画に必要な臨床知識について文献的・臨床的考察を交えインプラント治療の各フェーズにおける確認項目とその要点について、提示症例からインタラクティブ形式で論じたい。

多数のご参加をお待ちしております。