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ITI International Team for Implantology

第1回 SC新潟

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Information

講演:「未来型歯科医院の役割」および「軟組織移植の底力」
講師:築山鉄平先生(つきやま歯科医院/タフツ大学歯学部歯周科非常勤講師)

築山先生はこれからの歯科医療をリードする非常に注目度の高い若手インプラントロジストとして高い評価を得ておられます。九州大学歯学部を2001年に卒業後、2006年よりタフツ大学歯学部歯周科に留学し、最優秀臨床賞受賞、米国歯周病学会歯周ボード認定医取得、米国歯科修士取得、タフツ大学歯学部審美補綴フェローなどの実績を残され、2011年につきやま歯科医院をご開業、現在もタフツ大学歯学部の招聘講師として国内外でご活躍です。今回は留学経験のお話しと合わせて軟組織移植のアップデートをご講演いただきます。どうぞふるってご参加ください。

<講演抄録>
「未来型歯科医院の役割」

2011年、私がアメリカ留学から帰国した時に希望に胸を膨らませていたことを思い出します。さぞかし最先端の技術を身につけたのだろうと自分自身信じ込んで帰国しました。ところが臨床技術や科学テクノロジーの差はアメリカと日本では大きな差はないと感じましたし、ものによっては日本の方が進んでいるのではと感じるものさえありました。しかしながら患者の口腔内を診察してみると、その差はあらゆる意味で歴然と差があり、技術の差が日本国民の口腔内を良くするものではないとふと我に返りました。未来型歯科医院と言われると、高度な科学技術を駆使して行う歯科医療をイメージされる方も多いと思いますが、ディルドーテンは「新しいアイデアとは新しい場所に移した古いアイデアである」と鋭く指摘をしたように、既存のものに対する考え方や視点を変えることで凄まじい力を生み出す事例も存在します。本プレゼンテーションでは歯科先進国の医療スタイル、日本における医療を取り巻く社会情勢をふまえて「未来型歯科医院」の1つの可能性をお話しできればと考えています。

「軟組織の底力」
インプラント治療の成功の要件として、長期的に安定する機能性と審美性の両立が挙げられます。この両立を達成するためにはインプラントフィクスチャーと上部構造の周囲支持組織を整備することが不可欠です。インプラントフィクスチャーが支持骨によって360度囲まれなければいけないことは自明の理であるため、伝統的に骨増生の有用性を支持する技術や情報はふんだんにあり、臨床家の興味を強く惹きつけてきました。一方、上部構造の出来映えや清掃性を大きく左右する良質な軟組織の必要性は、歯周病専門医以外の先生にとってはそれほど興味の対象にならないことも多いように思います。今回の講演ではインプラント治療に関係する軟組織移植の有用性にフォーカスをあて、実際の症例を通してその理論的背景と一連の治療過程を供覧できればと考えています。

21:00より有志にて懇親会も予定しております。
多数のご参加をお待ちしております。

Outline

開催日2017.2.9(木)
時間18:30-21:00
会場新潟県歯科医師会館3F 第1第2会議室
所在地新潟県新潟市中央区堀之内南3-8-13
SCD佐藤 孝弘
SCcoD上田 一彦
講師築山 鉄平先生
定員30名

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受付は終了いたしました。