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講演：「インプラント周囲への軟組織増生術」
講師：中田光太郎先生（中田歯科クリニック 院長/Dental Clinic TAKANNA 理事長）

＜講師より＞
歯周形成外科手術を応用し軟組織をうまくハンドリングできる事は、天然歯、インプラントの修復治療において、審美性、長期の予知性という点において大きなアドバンテージがあります。歯周形成外科手術は、歯周外科手術のなかでも、形態を整える、角化歯肉の幅を増やす、露出根面を被覆するなど、環境の改善、清掃性の向上を目的に歯周病に対して二次的に作用する処置であり、非常に重要であるが臨床での普及度はまだまだ少ないという現状があります。とくにインプラント修復治療において長期の予知性を考える上で、生物学的な観点からはインプラント周囲に構築した組織をいかに経年的に保存・維持できるか、また外界からのバクテリアやプラークの侵入を阻止できるバリア機能を長期に機能させることができるか、この2点が重要です。そこにはインプラント周囲への健康な軟組織の獲得が多大な役割を果たし、歯周形成外科手術の応用が奏功します。今回、軟組織の改良・造成処置としての歯周形成外科手術が主としてインプラント治療の予知性、審美性にいかに貢献できるのか、技術的な側面からは失敗しないためにはどういう点に留意すべきかをお話させていただこうと思います。

＜中田先生プロフィール＞
1965年4月22日生
1990年 九州歯科大学 卒業
1994年 医療法人社団洛歯会　中田歯科クリニック開設
2009年 同　Dental Clinic TAKANNA開設

・日本顕微鏡歯科学会　指導医
・日本臨床歯周病学会　認定医
・CID（Center of Implant Dentistry） Club理事
・OJ（Osseointegration study club of Japan）理事
・東京SJCDマイクロコースインストラクター
・AMED（Academy of Microscope　Enhanced　Dentistry）　Active Member
・ENの会　主宰
・NGSC（New Generation　Study Club）副会長

多数の皆様の御参加をお待ちしております。