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テーマ：「審美領域インプラント治療における臨床的妥協点」
大阪府で開業の山崎先生と歯科技工士の蒲原先生に、上記テーマについてご講演いただきます。

＜抄録＞
近年インプラント治療は確実性の高い治療法として社会に認知されている。インプラント治療における上顎前歯部領域は、審美性の大きな期待と機能性を高次元に求められる部位である。現在は適切な治療プロトコールに従うと良好な結果が得られると証明済みである一方、低侵襲で可及的に短期間で治療を進めることも治療計画上重要であり、患者さんのニーズを最優先することは言うまでもない。術者にとって良好な結果を求めるあまり、肉体的な負担をしいる過剰な骨造成、周囲のバランスを整えるための補綴修復によるオーバートリートメント、長期にわたる通院期間や通院回数など多くの危惧される問題点も散見される。また患者さんの時間的制約、経済的背景、既存補綴に対する思い入れ等の要望も治療計画に求められるようになった。今回いくつかの症例を提示し、審美インプラントのトラブルケースに妥協的に対応したケース、アクシデントにより妥協せざるを得えず審美的結果にいたらなかったケースについて振り返り、長期的な予知性の高い治療法について検討したいと思う。

多数の皆様の御参加をお待ちしております。