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ITI International Team for Implantology

2022.1.25(火) 15:08

ITIスカラ通信

新しい年を迎えコロナ感染をキーワードとした生活が3 年目に入りました。皆
様にはますますのご健勝とご活躍をお祈りするとともに早くに日常が取り戻せま
すことを願います。さてITI 日本支部は有望な若手研究者、臨床家をITI スカラ
として世界各地のスカラセンターに派遣してまいりましたが、本年から各スカラ
の声をITI スカラ通信というかたちで皆様にお届けすることとなりました。現在4
名のスカラがそれぞれの留学先で研鑽しています。およそ2 カ月に一回2 名ずつ
の現況をお送りする予定です。皆様には是非スカラへのご支援をお願いいたしま
す。

 

QMUL の病院玄関にて

現在ITI Scalar としてロンドンに留学しております、横田潤と申します。この
度、ITI スカラ通信を担当させて頂くこととなり、ITI Section Japan 関係各位の
皆様に深く御礼申し上げます。本通信より皆様方に少しでも有益な情報が発信で
きるよう努めて参りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。第1
回目は現在、私が留学しているセンターについて紹介したいと思います。私の留
学先であるQMUL (Queen Mary University of London)は独立した17 のカレッジと
10 の研究機関が加盟するロンドン大学群の1 カレッジに属します。医療分野にお
いては英国最古の病院を持つ等、非常に長い歴史を誇る教育機関でもあります。
本病院は私が所属する、Restorative Dentistry 担当のShakeel 教授ならびに歯周
病学分野を担当するNikos Donos 教授という、同病院に2 人のChairman、2 つの
center が存在する特徴を有しております。インプラント治療を多角的に検討でき
るこの環境は私にとってかけがえのない経験となっております。次回からはその
貴重な体験について紹介したいと思います。

 

コネチカット大学病院(UCONN HEALTH CENTER)

現在私はアメリカのコネチカット大学歯学部補綴科にて研修を受けていま
す。今回このような貴重な機会をいただけたことに感謝するとともに、現地
の様子が皆様に少しでも届けられたらと思います。ここ最近オミクロン株拡
大を懸念していますが、街の様子は明るく、レストランやショーなどのイベ
ントもワクチン証明証の提示を条件に通常営業しています。 当外来も通常稼
働しており、診療中の基本的な防護に加えて、オペを含む個室での診療に関
しては密度が上がらないよう人数制限を設けるなどされています。当分野は
アメリカの補綴科では珍しくインプラントオペも行います。単純症例からフ
ルマウスまで幅広い症例がありますが、保険診療がないためか抜歯基準は非
常に低く全抜歯してAll-on-4 となるケースを多く目にします。症例をみて
「もし日本だったら,,,」と思うこともありますが、異国地ならではの考えに
触れることができ日々刺激をもらっています。留学生活も折り返し地点にき
ましたが、体調管理に気をつけつつ残り半分を精一杯楽しみたいです。

筆者(左)と分野長のThomas D Taylor 教授(右)

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